トイレ詰まりラバーカップの使い方

トイレが詰まってしまった!そんな時に活躍するのがラバーカップです。ここでは、トイレ詰まりを解消するための、ラバーカップの正しい使い方について解説します。まず、トイレの止水栓を閉めます。止水栓は、トイレのタンクの横、または床から立ち上がっている給水管についていることが多いです。ハンドルを時計回りに回すと、水が止まります。止水栓を閉めることで、万が一、作業中に水が溢れてしまうのを防ぐことができます。次に、便器内の水位を調整します。水位が低い場合は、バケツなどで水を足して、ラバーカップのカップ部分が完全に水に浸かるようにします。水位が高すぎる場合は、灯油ポンプなどを使って、水位を下げます。適切な水位は、カップ部分が完全に水に浸かり、かつ、便器から水が溢れない程度です。準備ができたら、ラバーカップを便器の排水口に密着させます。カップ部分が排水口全体を覆うように、ゆっくりと押し付けます。この時、空気が入らないように注意しましょう。ラバーカップを密着させたら、柄を垂直に持ち、ゆっくりと押し込み、勢いよく引き抜きます。この動作を繰り返すことで、排水管内に水圧の変化が生じ、詰まりの原因となっているものを押し流したり、吸い上げたりすることができます。最初はゆっくりと、徐々に力を入れていくのがコツです。何度か繰り返すと、「ゴボゴボ」という音がして、水が流れ始めることがあります。これは、詰まりが解消されたサインです。水が完全に流れるようになったら、ラバーカップを取り外し、止水栓を開けて、再度水を流して、詰まりが完全に解消されたことを確認します。もし、まだ詰まりが残っている場合は、再度ラバーカップを試してみましょう。ラバーカップを使っても詰まりが解消されない場合は、他の原因が考えられます。例えば、排水管の奥の方で詰まりが発生している場合や、固形物が詰まってしまった場合などです。このような場合は、ワイヤーブラシを使ったり、専門業者に依頼したりする必要があります。