トイレタンク内のカビを安全かつ効果的に除去するためには、正しい手順で掃除を行うことが大切です。ここでは、トイレタンクのカビ取り掃除方法をステップごとに詳しく解説します。まず、掃除に必要なものを準備しましょう。必要なものは、ゴム手袋、マスク、塩素系漂白剤またはカビ取り剤、ブラシ(トイレブラシや使い古した歯ブラシなど)、バケツ、雑巾などです。次に、トイレの止水栓を閉めます。止水栓は、トイレタンクの横、または床から立ち上がっている給水管についていることが多いです。ハンドルを時計回りに回すと、水が止まります。止水栓を閉めたら、トイレのレバーを回して、タンク内の水を排水します。タンク内の水が抜けたら、トイレタンクのフタを開けます。フタは、上に持ち上げるだけで外れるタイプと、ネジで固定されているタイプがあります。ネジで固定されている場合は、ドライバーを使ってネジを外しましょう。フタを開けたら、カビの状態を確認します。カビがひどい場合は、ゴム手袋とマスクを着用し、換気を十分に行いましょう。塩素系漂白剤またはカビ取り剤を、カビに塗布します。塩素系漂白剤を使用する場合は、水で薄めて使用します。漂白剤の濃度は、製品の取扱説明書に従ってください。カビ取り剤を使用する場合は、製品の取扱説明書に従って、直接カビにスプレーするか、布やスポンジに含ませて塗布します。漂白剤またはカビ取り剤を塗布したら、しばらく時間をおきます。時間は、製品の取扱説明書に従ってください。時間が経ったら、ブラシやスポンジでカビをこすり落とします。細かい部分は、歯ブラシなどを使うと便利です。カビが落ちたら、水でしっかりと洗い流します。最後に、止水栓を開けて、タンクに水を溜め、何度かトイレを流して、漂白剤やカビ取り剤を完全に洗い流します。そして、タンクのフタを元に戻して、掃除完了です。