水漏れトラブルを解決するための簡単な手順

「水道の元栓が古くなってきたから、自分で交換してみようかな…」そう考えている方もいらっしゃるかもしれません。DIYで元栓を交換できれば、費用を抑えることができますし、達成感も得られます。しかし、水道の元栓交換は、水回りの工事の中でも、特に慎重に行う必要がある作業です。この記事では、DIYで元栓を交換する際の手順と注意点、そして、プロに依頼するべきケースについて、詳しく解説していきます。DIYで元栓を交換する最大のメリットは、費用を抑えられることです。業者に依頼すると、出張費や作業費などがかかりますが、DIYなら材料費だけで済みます。また、自分の好きなタイミングで作業できるのも魅力です。しかし、水道の元栓交換は、水漏れのリスクが伴う作業です。もし、失敗してしまうと、家財道具を濡らしてしまったり、階下へ漏水してしまったりする可能性があります。DIYで元栓を交換する際には、以下の手順と注意点を守って、慎重に作業を行うようにしてください。まず、止水栓をしっかりと閉めます。止水栓は、元栓よりもさらに上流にある、水道管の水を止めるための栓です。これを閉めずに元栓を外してしまうと、水が噴き出し、大変なことになります。次に、古い元栓を取り外します。モンキーレンチやパイプレンチなどの工具を使って、反時計回りに回して外します。この時、元栓が固くて回らない場合は、無理に力を加えず、CRCなどの潤滑剤を吹き付けて、しばらく置いてから再度試してみましょう。新しい元栓を取り付ける前に、ネジ部分にシールテープを巻きます。シールテープは、ネジ部分からの水漏れを防ぐためのもので、時計回りに5〜6回程度巻きます。新しい元栓を時計回りに回して取り付けます。最初は手で回し、最後に工具を使ってしっかりと締め付けます。止水栓を開けて、水漏れがないかを確認します。もし、水漏れがある場合は、再度シールテープを巻き直したり、元栓を締め直したりして、対処します。DIYでの元栓交換は、ある程度の技術と知識が必要です。もし、少しでも不安がある場合は、無理をせず、プロの業者に依頼することをおすすめします。特に、以下のようなケースでは、プロに依頼するべきです。元栓が固くて回らない場合、止水栓が見つからない場合、作業中に水漏れが発生した場合、集合住宅にお住まいの場合。