タンクなしトイレの後付けは可能?

「今のトイレをタンクなしトイレにしたいけど、後付けできるの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。ここでは、タンクなしトイレの後付けについて解説します。結論から言うと、タンクなしトイレの後付けは、条件が合えば可能です。しかし、いくつかの注意点があります。まず、最も重要なのは、水道の水圧です。タンクなしトイレは、水道直圧式で水を流すため、一定以上の水圧が必要となります。一般的には、0.05MPa以上の水圧が必要とされています。水圧が低い場合は、ポンプ式のタンクなしトイレを選ぶか、増圧ポンプを設置する必要があります。次に、排水管の位置も確認しておく必要があります。タンクなしトイレは、排水管の位置によっては、設置できない場合があります。特に、床排水の場合は、排水管の位置が便器の中心からずれていると、設置できないことがあります。事前に、業者に現地調査を依頼し、設置可能かどうかを確認してもらうことをおすすめします。また、電気工事が必要になる場合もあります。タンクなしトイレは、温水洗浄便座(ウォシュレット)などの機能が付いていることが多く、これらの機能を使うためには、電源が必要となります。トイレにコンセントがない場合は、電気工事が必要になります。さらに、マンションの場合は、管理規約を確認する必要があります。マンションによっては、トイレのリフォームに制限がある場合があります。事前に、管理規約を確認し、管理組合に相談するようにしましょう。これらの条件をクリアできれば、タンクなしトイレの後付けは可能です。しかし、DIYでの設置は難しいため、必ず専門業者に依頼するようにしましょう。業者に依頼する際には、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。