洗濯機のカビ取りには、洗濯槽クリーナーを使うのが一般的です。しかし、洗濯槽クリーナーには様々な種類があり、どれを選べば良いか迷ってしまう方もいるでしょう。ここでは、洗濯槽クリーナーの種類と、選び方のポイントについて解説します。洗濯槽クリーナーは、大きく分けて塩素系クリーナーと酸素系クリーナーの2種類があります。塩素系クリーナーは、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とし、強力な殺菌力でカビを分解・除去する効果があります。短時間でカビ取りができるのがメリットですが、刺激臭があり、衣類の色落ちや金属部分の腐食の原因となる可能性があるため、使用には注意が必要です。一方、酸素系クリーナーは、過炭酸ナトリウムを主成分とし、カビを剥がし落とす効果があります。塩素系クリーナーに比べて刺激が少なく、環境にも優しいのが特徴です。時間をかけてじっくりとカビを取り除きます。また、洗濯槽クリーナーには、液体タイプと粉末タイプがあります。液体タイプは、計量が簡単で、水に溶けやすいのが特徴です。粉末タイプは、液体タイプよりも洗浄力が高いものが多く、長期間保存できるのがメリットです。洗濯槽クリーナーを選ぶ際には、まず、洗濯機の種類を確認しましょう。縦型洗濯機とドラム式洗濯機では、使用できるクリーナーが異なる場合があります。洗濯機の取扱説明書やクリーナーのパッケージを確認し、使用できるクリーナーを選びましょう。次に、カビの程度に合わせてクリーナーを選びましょう。軽度のカビであれば、酸素系クリーナーでも十分効果があります。頑固なカビには、塩素系クリーナーがおすすめです。ただし、塩素系クリーナーを使用する際には、必ず換気を十分に行い、ゴム手袋を着用しましょう。また、洗濯槽クリーナーには、消臭効果や防カビ効果がプラスされたものもあります。洗濯槽の臭いが気になる場合は、消臭効果のあるクリーナーを選びましょう。カビの発生を予防したい場合は、防カビ効果のあるクリーナーを選びましょう。これらのポイントを参考に、自分の洗濯機やカビの程度に合った洗濯槽クリーナーを選びましょう。