庭の水道設備である散水栓や立水栓の交換、あるいは新設を検討する際、最も気になるのが工事にかかる費用です。その費用は、既存の設備の状況や、新たに設置する製品のグレードによって大きく変動しますが、一般的な費用の相場と工事の流れを理解しておくことで、安心して計画を進めることができます。まず、既存の「散水栓から新しい散水栓へ」、または「立水栓から新しい立水栓へ」といった同タイプの交換工事の場合、費用は比較的安価です。配管の位置を動かす必要がないため、作業は主に既存設備の撤去と新しい設備の設置・接続となり、おおよそ3万円から8万円程度が相場となります。これには、本体価格と工事費、廃材処分費などが含まれます。次に、最も需要の多い工事の一つが、使い勝手の悪い「散水栓から便利な立水栓へ」の交換リフォームです。この場合、既存の散水栓ボックス周りを掘り起こし、地中の給水管を一度切断して立ち上げ、新しい立水栓を設置・固定するという工程が必要になります。工事費は、選ぶ立水栓の本体価格にもよりますが、総額で7万円から15万円程度が目安となります。水受けとなるガーデンパンも同時に設置する場合は、さらに3万円から5万円程度の追加費用がかかります。全く何もない場所に水道を「新設」する場合は、母屋の給水管から分岐させて、地面を掘削しながら配管を延長する大掛かりな工事となるため、費用は最も高額になります。配管の距離や掘削する地面の状況(土か、コンクリートか)によって大きく異なりますが、15万円から30万円以上かかることも珍しくありません。工事の流れとしては、まず業者による現地調査と見積もりから始まり、内容に合意すれば契約、そして工事日の決定となります。工事期間は、簡単な交換であれば半日から1日、新設工事でも1日から3日程度で完了するのが一般的です。
散水栓・立水栓の交換・新設工事、費用の相場と流れ